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 幼い頃よりテノール及び作曲家である父親の影響で、毎日音楽の世界に浸りました。高卒後、「音楽の道が非常に狭いから、将来がないよ」という考え方を持っている父親の反対と戦って、四川省第一位の優秀な成績で、中国でも音楽名校である四川音楽学院に進学しました。心より愛する音楽を毎日勉強して、とても幸せな大学時代でした。「愛こそ成功する」ということによって、首席で大学を卒業しました。そして、実力がある数多くの同級生と一緒に、大学教員の選抜試験を受け、22歳という若さで、大学生たちに「先生」と呼ばれ始まりました。

 

 九十年代の中国、特に四川という内陸ですが、西洋音楽を勉強する施設、資料、映像などが多くありませんでした。学生から先生になった私も、限られていた環境で音楽の研究を続けましたが、まだまだたくさん勉強したい~世界一流の音楽家に教わりたい~と思いながら、日本に留学に来ました。しかし、同じアジアのため、この経済大国でも西洋音楽の市場が小さくて、わずかなステージでも西洋よりの音楽家たちに占められて、アジアよりの音楽家たちは苦労しながら、愛する音楽を演じ続けています。

 

 武蔵野音楽大学大学院を卒業後、日本に滞在し、音楽とほかの仕事を続けています。クラシックという普通のアジア人が理解しにくいジャンルより、もっと広い世界がありませんかと困惑しながら、「Classical Crossover」が見つかりました。

 

 1990年代にブームが始まったクラシカル・クロスオーバー(Classical Crossover)は、クラシック音楽とポピュラー音楽がクロスオーバーした音楽であり、クラシックとポピュラーを融合することができました。もともと音楽というのは、音のもつ様々な性質を利用して、それを時間の流れの中で組み合わせて、感情や思想を音で表現したものであるため、今日、豊かな生活において、ジャンルや作品を越えて表現される音楽がますます必要となってきました。

 

 子供頃より、中国の童謡、民謡、ポップス、そして大学から勤勉に勉強してきたベルカント、生活上すきな欧米ポップス、シャンソン、カンツォーネ、カントリーなどをさんざん経験している私にとっては、Classical Crossoverはもっとも適切な音楽と自分自身思います。「素敵な音楽なら、ジャンルを問わず、国境を超える」という思いを持ちながら、昨年4月オペラシティにて行われたリサイタルで、四ヶ国語を通じて、民謡からクラシックを経て、ポップスまで演じました。このような形のコンサートは初めての試みですが、大成功を収めました。その成功により、これからもClassical Crossoverの道を歩んで行こうと決心しました。 

 

 誰でも理解できる、誰でも好きになる音楽をお届けしたいです。今後ともこの旨で精いっぱい頑張っていきますので、何卒宜しくお願いいたします。

 

                                         201111月吉日